レ・ミゼラブル(2013/8/11 昼の部)

イベント詳細

開催日時 2013-08-11 (日)
時間 開場 - 開演 12:00 終演 16:00
※終演時間はあくまでも目安になります
開催場所 博多座
出演者
関連リンク http://www.hakataza.co.jp/
http://web.archive.org/web/20130608084229/http://www.hakataza.co.jp/kouen/index_h2508.html
■イントロダクション
世界が絶賛!!2013年 新演出で生まれ変わる『レ・ミゼラブル』 ! !

1985年ロンドン初演以来、全世界で興行収入記録を更新し続ける"ミュージカルの金字塔"『レ・ミゼラブル』―。新演出版として日本に初上陸する今回は、2013年4~7月の東京・帝国劇場を皮切りに、8月・福岡、9月・大阪、10月・名古屋と、全国四大都市を一気に駆け巡ります!

原作は、フランス文学の巨匠ヴィクトル・ユゴーが自身の体験を基に、19世紀初頭のフランスの動乱期を舞台に当時の社会情勢や民衆の生活を克明に描いた大河小説。原作の持つ、「無知と貧困」「愛と信念」「革命と正義」「誇りと尊厳」といったエッセンスを余すことなくミュージカルに注ぎ込んだ本作品は、1985年のロンドン初演を皮切りに、日本では1987年6月に帝国劇場で初演を迎え、以来熱狂的な支持を得ながら、東宝演劇史上最多の2,572回という驚異的な上演回数を積み上げてきました。世界での観客総数も6,000万人に迫っており、"世界の演劇史を代表する作品の一つ"であることは、もはや誰しも疑うことができないでしょう。

また、日本での新演出版舞台上演に先んじて、2012年12月からはミュージカル版をベースとした映画版「レ・ミゼラブル」(出演:ヒュー・ジャックマン、ラッセル・クロウ、アン・ハサウェイ、アマンダ・セイフライド他)が公開され、まさに日本全国が「レ・ミゼラブル」に染まる年となります!

時代を超越する大傑作へ、そして作品を愛する全てのお客様へ贈る最高のプレゼント

そんな押しも押されもせぬ超大スペクタクル作品が、なぜこのタイミングで新演出となったのでしょうか。プロデューサーのサー・キャメロン・マッキントッシュは、ロンドン初演から25年経てもなお、全世界を魅了し続けるこの作品に進呈できる最高の誕生プレゼントは何だろうかと、思案しました。そして辿り着いた結論が、"演出を一新する"という大英断でした。演出にローレンス・コナー(新演出版『ミス・サイゴン』演出)とジェームズ・パウエルを、装置・映像にマット・キンリー(新演出版『ミス・サイゴン』映像)を、そして照明デザインにポーリー・コンスタブルを起用し、より斬新でエキサイティングに『レ・ミゼラブル』を一新させました。

作品の持つ圧倒的な力強さはそのままに、舞台装置、照明、音響、衣裳、また登場人物のキャラクターの描き方等全てを一新。舞台機構には大型スクリーンを設置し、原作者であるヴィクトル・ユゴー自身が描いた絵画からインスパイアされた映像と、出演者の演技とが混然一体となり、よりリアルな舞台となっています。また、照明は時間の流れを意識した作りとなり、より明確な表現がなされています。衣裳も新鮮味を帯びたものとなり、それを身に纏う登場人物の各キャラクター・性格も強調させることで、お客様により「共感」していただける演出となっています。

皆様どうぞご期待ください。

■公演期間
東京 2013/4/23(火) ~ 2013/7/10(水) 帝国劇場
福岡 2013/8/3(土) ~ 2013/8/31(土) 博多座
大阪 2013/9/7(土) ~ 2013/9/23(月・祝) 梅田芸術劇場フェスティバルホール
名古屋 2013/10/1(火) ~ 2013/10/20(日) 中日劇場
東京 2013/11/4(月・祝) ~ 2013/11/27(水) 帝国劇場(11月凱旋公演)

■ストーリー&ソングス
「この世に無知と貧困がある限り、この種の物語は、必要であろう」(原作/ビクトル・ユゴー)

【プロローグ】
1815年、ツーロン
19年間投獄されていたジャン・バルジャンは、ジャベールから仮出獄を言い渡される。世間の冷たさにバルジャンの心は荒み、銀の食器を盗んで逃げようとする。司教に人としてのあり方を諭され、バルジャンは過去を捨て新しい人生を生きようと決める(♪独白)。

【第1幕】
1823年、モントルイユ・シュール・メール
マドレーヌと名を変えたバルジャンは、市長の地位を手にしていた。彼の経営する工場では、日々の暮らしに精一杯の貧しい人々が大勢働いている(♪一日の終わりに)。その一人ファンテーヌは、仕事仲間との喧嘩騒ぎでクビになってしまう(♪夢やぶれて)。人に預けた娘コゼットの養育費のため、港で身を売るようになったファンテーヌ(♪ラブリィ・レディ)。そこでも客と騒ぎを起こし、警察に逮捕されそうになったところをバルジャンに救われる。

馬車が暴走し下敷きになった男をバルジャンが助ける。その様子を見ていたジャベールは市長がバルジャンではと疑いを抱く。だが翌日には、バルジャンと言われる男が法廷で裁かれることになっている。それを聞いたバルジャンは苦悩の末、男の無実を晴らすべく裁判所に現れて自らの正体を明かす。

病院に運ばれたファンテーヌは病重く、バルジャンに娘を託して息を引き取る。バルジャンは、ファンテーヌとの約束を果たすため、自分を追って来たジャベールを倒し、コゼットの元へと急ぐ。

同じ年、モンフェルメイユ
テナルディエ夫妻の宿屋では、幼いコゼットが下働きをさせられている(♪幼いコゼット)。宿屋は客で賑わうが、夫妻の商売は悪どい(♪宿屋の主の歌)。バルジャンは夫妻に大金を払ってコゼットを引き取り、パリへと向かう。

10年後の1832年、パリ
乞食、浮浪児、労働者、娼婦たちがひしめき、革命を志す学生アンジョルラスとマリウス、一味を率いて悪事を働くテナルディエ夫妻、その娘のエポニーヌらの姿もある。そんな中、マリウスは、父親と共に施しに現れた美しい娘と一目で魅かれ合う。テナルディエ一味に襲われる父娘、それはバルジャンと成長したコゼットだった。ジャベールが現れて騒ぎは収まるが、逃げるように消えた父娘に疑念を抱いた彼は夜空の星にバルジャンを必ず捕えると誓う(♪星よ)。
エポニーヌは秘かに想いを寄せるマリウスから、愛しい娘=コゼットを探し出して欲しいと頼まれる。

カフェでは、アンジョルラスら学生たちが政治集会を開いているが、恋に夢中のマリウスは仲間にからかわれてしまう。折からラマルク将軍の死の報がもたらされる。決起の意を固める学生たち(♪ABCカフェ)。街へ飛び出した彼らに、賛同した民衆たちが加わる(♪民衆の歌)。

プリュメ街のバルジャンの屋敷には、恋の予感に心ときめかせるコゼットの姿がある(♪プリュメ街)。そこへエポニーヌに案内されたマリウスが現れ、2人は互いの想いを確かめ合う。一方で、切なさをかみしめるエポニーヌ(♪心は愛に溢れて)。想いが交錯する中、テナルディエ一味が屋敷を襲いに現れた。エポニーヌの機転で襲撃は失敗し一味は逃げ去るが、騒ぎの原因がジャベールだと思い込んだバルジャンはコゼットを連れ外国に渡ろうと考える。
マリウスとコゼット、エポニーヌ、アンジョルラスと学生・民衆たち、ジャベール、そしてテナルディエ夫妻も、それぞれの明日に思いを馳せるのだった(♪ワン・デイ・モア)。

【第2幕】
パリの街角では、アンジョルラスの指揮で学生たちがバリケードを築いている。味方のふりをして仲間に加わるジャベール。マリウスの側にいようとしたエポニーヌだったが、コゼットへの手紙を託されてしまう。
手紙を受け取ったバルジャンは、コゼットの恋人マリウスがバリケードにいることを知る。一人寂しく夜の街を彷徨いながらエポニーヌはマリウスへの愛を自覚するが、その想いが決して届かないことも解っていた(♪オン・マイ・オウン)。

完成したバリケードにジャベールが現れるが、正体を見破られ捕えられる。敵に撃たれたエポニーヌは、マリウスの腕の中で息絶えて最初の犠牲者に(♪恵みの雨)。バリケードを越えて来たバルジャンが、学生たちの仲間に加わる。

最初の攻撃で、学生たちは勝利を得る。敵の狙撃を防いだバルジャンは、ジャベールの身柄を預かり受ける。殺せというジャベールを、バルジャンは秘かに逃がす。攻撃に備えながら、学生たちは誰もが知る歌を皆で口ずさむのだった(♪共に飲もう)。人々が寝静まった後、バルジャンはマリウスの命が救われるよう神に祈る(♪彼を帰して)。
夜が明けたが援軍はなく、学生たちは孤立する。激しい銃撃戦が始まり、アンジョルラスや学生たちは次々と命を落としていく。

負傷したバルジャンは、重症のマリウスを抱え下水道へと逃れた。バリケードで死体を改めたジャベールは、バルジャンが生きのびたと気付く。

下水道には、死体から金品を盗むテナルディエの姿があった。マリウスを抱え倒れ込むバルジャン。マリウスと知らず指輪を盗んだテナルディエだが、バルジャンに気付き、その場を逃げ去る(♪下水道)。意識を取り戻したバルジャンは、再びマリウスを担ぎ下水道を進む。行く手を阻むジャベールに、マリウスを助けたいと時間の猶予を願うバルジャン。申し出を受けてしまったジャベールは、自己の正義を自ら崩壊させてしまった現実に苦しみ、遂にはセーヌ川へと身を投げる(♪自殺)
街では女たちが、戦いで死んだ者たちを偲ぶ(♪犠牲者たち)

怪我から回復しつつあるマリウスだが、戦いで散った仲間たちのことが心を離れない(♪カフェ・ソング)。その頑な心を溶かしたのは、献身的に看護するコゼットの愛だった(♪マリウスとコゼット)。バルジャンはマリウスに自分の過去を打ち明けると、コゼットを託して姿を消す。

マリウスとコゼットは大勢の祝福を受け結婚式を挙げる。そこにテナルディエ夫妻がやって来て指輪を出し、マリウスから金を巻き上げようとする。戦いの夜の出来事を聞いたマリウスは、命の恩人がバルジャンだったと知り、コゼットを連れて彼のもとへ急ぐ(♪結婚式)。

【エピローグ】
祈りを捧げるバルジャンの前にファンテーヌの魂が現れ、神のみもとへと誘う。死の時を迎えたバルジャンは、マリウスと共に駆けつけたコゼットに本当の父娘ではないと告げ、告白の手紙を渡す。ファンテーヌとエポニーヌの魂に導かれ神の国へ旅立つバルジャン。告白の手紙に涙するコゼットとそれを支えるマリウスを包むのは、神の国で救いを得た亡き人々の想いであった。

■キャスト
新演出版に相応しい、新キャストが結集

【ジャン・バルジャン】
キム・ジョンヒョン
福井晶一
吉原光夫

【ジャベール】
川口竜也
吉原光夫
福井晶一
鎌田誠樹

【ファンテーヌ】
知念里奈
和音美桜
里アンナ

【エポニーヌ】
笹本玲奈
昆夏美
平野綾
綿引さやか

【コゼット】
青山郁代
磯貝レイナ
若井久美子

【マリウス】
山崎育三郎
原田優一
田村良太

【テナルディエ】
駒田一
KENTARO
萬谷法英

【マダム・テナルディエ】
森公美子
浦嶋りんこ
谷口ゆうな

【アンジョルラス】
上原理生
野島直人
杉山有大

【男性アンサンブルキャスト】(五十音順)
安部三博
石飛幸治
上野哲也
宇部洋之
大津裕哉
鎌田誠樹
川島大典
神田恭兵
菊地まさはる
北川辰彦
北村がく
櫻井太郎
篠田裕介
杉野俊太郎
杉山有大
高野二郎
髙舛裕一
田村雄一
丹宗立峰
土倉有貴
西川大貴
原慎一郎
藤田光之
古澤利人
萬谷法英
持木悠
森山大輔

【女性アンサンブルキャスト】(五十音順)
浅野実奈子
池谷祐子
石田佳名子
王子菜摘子
岡井結花
吉川恭子
児玉奈々子
島田彩
清水彩花
般若愛実
廣野有紀
藤咲みどり
穂積由香
本田育代
松本ほなみ
三森千愛
三戸亜耶
柳本奈都子
山岸麻美子
綿引さやか

【ガブローシュ】(交互出演)
加藤清史郎
鈴木知憲
松井月杜

【リトル・コゼット/リトル・エポニーヌ】(交互出演)
北川真衣
木村青空
清水詩音
武田有紀子
近貞月乃
原田くるみ

■スタッフ
作●アラン・ブーブリル&クロード=ミッシェル・シェーンベルク
原作●ヴィクトル・ユゴー  作詞●ハーバート・クレッツマー
オリジナル・プロダクション製作●キャメロン・マッキントッシュ
演出●ローレンス・コナー/ジェームズ・パウエル
翻訳●酒井洋子 訳詞●岩谷時子 プロデューサー●田口豪孝/坂本義和
製作●東宝
協賛● 読売新聞
後援● フジテレビジョン
協力● 日本航空

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