素晴らしいファイナルライブだった。密度の濃いアーティスト活動だった。
その辺のことは色んな感想をあさって欲しい。ここで書くのはただ以下のこと。
アーティスト"沼倉愛美"が完成されたまま終わりを迎え、
"WEST GROUND"の集大成となり、
"風夏"という作品がようやく終わりを迎えた、ということ。
まず、「アーティスト"沼倉愛美"が完成されたまま終わりを迎え」
これは個人的な感覚。
ぬーさんはオタクを始めた後に出てきた存在だった。
その存在はもちろんアイマスで知ってはいたけど自分はプロデューサーではなかった。
そんな存在を大きくしたのは、悪魔のリドル。
後輩の諏訪彩花を見事なまでに支えた。
そして、紅殻のパンドラ。
七転福音とクラリオンの2人の友情、百合は他に勝るものはない。
そんなぬーさんがソロデビュー。
叫べ。
期待通り過ぎた。その後の楽曲も全部期待通りだった。
だからこそ、ファイナルライブは、死にそうだった。
それがアーティスト活動の全てを物語っている。
次に、「"WEST GROUND"の集大成」
今やフライングドッグのトップ。
あの時期は色々試行錯誤もあり、だからこその西沢幸奏が生まれたこともある。
そんな中、最後までWEST GROUNDである事を貫けた、それが沼倉愛美であった。
最後の新曲、みんなで!を聞けばすぐわかる。
きっとWEST GROUNDは"""バンド活動をしていないからこその"""サウンド、プロデュースをこれからしてくれると期待している。
最後に、「"風夏"という作品がようやく終わりを迎えた」
アニメは原作から改変したものの売れず。
原作は終わり。もう何もかも終わったと思えた。
でも、その状態から救える人がいる。
それがキャラクターに命を吹き込んだ声優だと。
ぬーさんがラストライブでなければ今回、風夏の姿を観られなかったと思う。それは確信している。
原作と異なり、アニメの世界を生きる世界線で進んだ風夏を演じたLynnさんが目の前に立ち、Climber's High!を歌う。意味が分からなかった。
続けて、星の降る町が歌われる。もっと意味が分からなかった。
声優がアーティスト活動をする。色々な意見がある。
この瞬間を切り取れば、アーティスト沼倉愛美が"風夏"をステージ上に上げてくれた。感謝しかない。
ぬーさんで一番好きな曲。
あなたのヒストリー 私のヒストリー
結んで 開いて ごちゃ混ぜにした今日でしょ
一分一秒 一日一年 刻んだキセキ
そう ずっと もっと一緒
まさにそういう2020年2月16日だった。
最高のアーティスト活動をありがとうございました。