FLOWはわかりやすいメロディーの曲を、巧いボーカリストが歌う。ほんとにそれに尽きるな、と実感できたライブだった。機材トラブルもミスもなく、パーフェクトに演奏したバンドもさすが。南米北米を含むワールドツアーのファイナルとしての日比谷野外音楽堂だったが、やはり場数の多さ経験値の高さゆえの安定感だったと思う。
正直なところ曲はあまり知らなかったが、それでも歌の巧さは堪能できた。KOHSHIのボーカルはバンドサウンドにも紛れずに抜けて聴こえてくる良い声だ。この才能あるボーカリストがやはりFLOWの生命線だろう。
セットリスト終盤、サプライズで、まず名乗りもせずGRANRODEOの飯塚さんが登場し、高速ギターソロをフィーチャーしたインスト曲を披露。聴衆の半分ほどは誰が出て来たのか理解していないようだった。しかし、続いてKISHOWが登場すると大歓声が起こりサプライズゲストとして紹介された。その後コラボで2曲を披露した。
最初から最後までテンションが落ちずに一気に駆け抜けていくような素晴らしいライブだった。